なめ茸・山菜加工特集2024
◆なめ茸・山菜加工特集：暗雲キノコ不足 ガラス瓶供給難に続き不安拡大
国内最大のエノキ茸産地・長野県中野市ではキノコ生産業者の倒産が相次ぎ、なめ茸メーカーの間でエノキ茸原料の供給不安が広がっている（中野市で行われている菌床栽培＝長野県農政部提供）
「ご飯のお供」として家庭の食卓を中心に親しまれている、なめ茸。エノキ茸を醤油ベースで甘じょっぱく味付けしたポピュラーな味わいと買い求めやすい価格を武器に、半世紀以上にわたってスーパーなどの棚に並ぶ瓶詰の定番だが、今、大きな曲がり角を迎えている。
暗雲をもたらしているのが、「キノコ不足」だ。安定した価格と供給量でなめ茸の「安さ」と市場拡大を支えてきた原料エノキ茸だが、全国最大の生産量を誇る長野県で今年に入り生産業者が相次いで倒産するなど、供給不安が急
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