アオサを使ったマルコメの即席味噌汁商品。陸上養殖の開始で製品の安定供給を目指す(10日の同社秋冬新商品発表会=東京都内)
【長野】マルコメは、即席味噌汁などの具材となるアオサ(ヒトエグサ)の陸上養殖を愛媛県西予市でスタート、9月から使用製品の出荷を始める。同社によると、味噌汁具材としてのアオサの陸上養殖は世界初の試み。気候温暖化に伴う海水温の上昇で、アオサなど海藻類の収穫量は減少が続いており、青木時男社長は「アオサ生産、調達の内製化による製品の安定供給はもちろん、社内ベンチャーとして企業の活性化につなげたい」と話している。
アオサの供給不安から自社生産を模索していた同