日本コカ「ジョージア」で缶コーヒーでは異例の人気女優3人を起用
日本コカ・コーラ(東京都渋谷区、03・5466・8000)の「ジョージア」が、10月1日からイメージを一新、「缶コーヒー市場で、さらなる地位獲得とシェア拡大を狙う」(同社魚谷雅彦取締役上級副社長)と発表した。
秋・冬の戦略は、「ジョージア 男のやすらぎキャンペーン」とし、缶コーヒーでは異例の人気女優三名(安田成美、古手川祐子、飯島直子)を起用した広告展開を大規模に実施。缶コーヒーのメーンのユーザーである二〇~三〇代男性に“ねぎらい”の言葉や“一息いれたら頑張って”と優しく語りかけ、ジョージアブランドを訴求していく。TVCFは10月1日から順次全国で放映を開始しており、三女優の個性豊かなメッセージが、缶コーヒーで異例の広告展開として大いに期待できるといえそうだ。
また販促活動も強化しており、同社の全国約八〇万台に達する自販機では、TVCFと連動したPOS展開を実施、サインボートやのぼり旗、ポスター、缶トッパーなどで同社の自販機が、本格派コーヒーが豊富に揃う“珈琲専門店”であることをアピールしていく。
併せて消費者キャンペーンも実施、消費者の立場に立った景品選択ができるよう「男の休暇、五〇万円キャンペーン」で、クイズに正解した人の中から抽選で五〇万円分の商品券を一二〇名にプレゼントする。さらにオリジナルピーコート&ハットなども一〇〇〇名に当たり、総額一億円相当のプレゼントを予定している。
現在「ジョージア」ブランドの主要製品は七フレーバーで、特に今年2月に販売を開始した「ジョージア エメラルドマウンテン」と好調に販売数量を伸ばしている。
八〇年代後半からビール各社が打ち出しているブランド戦略に押され、同製品は、「現代っぽい、おしゃれ」なイメージは失ってきており、今回の大型キャンペーンの展開でイメージの改善に乗り出していくのが狙いた。