加工米飯特集、冷食第一線(3) ニチロ専務・富山喜義氏

ニチロが市販用調理冷凍食品を発売したのは昭和35年で、ニチレイ、日本水産に次いで三番手、「あけぼのスティック」の誕生である。現在、大量に輸入されている冷凍枝豆はニチロが種子を台湾・高雄に持っていき、栽培を委託したことに始まる。34年以降、冷食普及協会、冷凍魚協会が設立され、日本冷凍食品協会へと発展する足掛かりをつかみかけていたが、冷凍食品が現在のように幅広く販売されるようになるにはかなりの年月が必要だった。 富山喜義専務取締役は、昭和37年に当時の日魯

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら