商ばんざい:京北スーパー・石戸孝行相談役「イトーヨーカ堂の進出」
西友のオープンから四ヵ月後、京北本店(柏店)からわずか五〇mのところに長崎屋が開店した。西友開店から一年を待たずして客足が戻り、売上げだけは以前同様になったが、その時のショックは大変なものだった。七年前に社長を退き相談役になった時、新聞社の方に「石戸さん、三十数年の間で良かった時と苦しかった時の割合はどのくらいですか」と聞かれた。「良かったのは最初の二年。後は、こんなことでは京北はすぐ駄目になってしまう、何とかしなければと思う毎日でした」と答えた。最初の二年とは、何もわからな