大塚製薬、世界初ハイビジョンの宇宙CM、「ポカリスエット」の商品特性訴求

大塚製薬(株)(東京都千代田区、03・3292・0021)は「ポカリスエット」のCMを世界初、宇宙でハイビジョン撮影とリアルタイム遠隔ディレクションによる本格的CM制作を実施。来年年始から放映を開始する。「ポカリスエット」は今年3月からスローガンを「PLANET BLUE」として、地球上の水のある場「海」「川」を舞台として、「地球と人と水の関わり」を通し、商品性、ブランドワールドを訴求している。同社は宇宙でのCM制作の狙いとして「人にとってイオンは、地球上でも宇宙でもとても大切なもの。特別版として一次元高い宇宙という場から“地球・人・水”の関係とポカリスエットの持つサイエンス性を訴求できれば」と語る。

今回のCM制作は、宇宙開発事業団と(株)電通が共同で実施する、国際宇宙ステーションにおける日本の実験施設「きぼう」の利用拡大・多様化のためのパイロットプロジェクト、国際宇宙ステーション映像を活動したCM制作実験・実施プロジェクト。CM撮影は、国際宇宙ステーション内のロシアサービスモジュールで実施する予定。

国際宇宙ステーションの利用を私たちにとって身近なものとし、宇宙の利用をさまざまな分野に拡大する可能性へのチャレンジだ。「二一世紀の人類にとって宇宙は、限りない可能性を秘めており、宇宙での初めてのチャレンジである今回のプロジェクトに参加でき大変光栄」(同社)という。

宇宙飛行士二人(カメラマン一人、被写体役一人)は10月21日にロシアのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられるロケットで向かい、10月26、27日の二回にわけて撮影を行う。電通は「現実の宇宙空間で撮影された映像だけが持つ表現力を生かしたCMを制作し、宇宙空間という新領域での広告事業を積極的に推進していく」方針。

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