海苔業界、2年連続原料高に苦戦、空前の豊作情報先走りCVS納価値下げ

今年の国内海苔生産は昨年とは一転して空前の大豊作となり、海苔流通業界にさまざまな波紋を投げかけている。全国共販量こそ昨年より二〇億枚以上も多い一〇七億枚弱に達したものの、平均単価は一〇円超と思いのほか下がらず、特に需要の主力である業務用原料は高値相場で終始。それでも大幅増産の情報が先走りした結果、CVSチェーンは軒並みおにぎり向け原料の値下げを決定。量販店も昨年価格改定した一般品の納価見直しをメーカー要請するなど、再び取引条件の引き締めに入っている。増産と相場高で救われた生産

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