食品卸業界06年上半期を振り返る:日本アクセスと西野商事が来春経営統合
国分と三井食品のアライアンスが火種となったわけではなかろうが、商社系卸の大掛かりなグループ再編が相次いだ。 伊藤忠商事は5月、日本アクセス株をTOBの取得で子会社化し、07年4月に系列卸の西野商事と経営統合すると発表。同グループには伊藤忠食品、日本アクセス、西野商事の三大卸が存在する。中期経営計画で国内食品流通の強化を重点に据える伊藤忠商事が、さらなる競争力強化に向けてグループ再編へダイナミックに取組んだ格好だ。 アクセスの吉野