アサヒ飲料、「ワンダ モーニングショット」のCMに桑田佳祐を起用
アサヒ飲料(株)(東京都墨田区、03・5608・5334)は4日から投下している「ワンダ モーニングショット」の新TVCMに、人気歌手の桑田佳祐を起用している。同日にリニューアルを実施した同商品をはじめ、10周年を迎える「ワンダ」ブランドの新展開に合わせて実施するもので、第1弾CMとなる「桑田+黒澤篇」では故・黒澤明映画監督と桑田が“夢の共演”を実現。(写真)楽曲には、同ブランドために桑田が書き下ろした新曲「NUMBER WANDA GIRL~恋するワンダ~」を採用している。
同CMの舞台となるのは通勤客で混雑する、とある朝の駅のホーム。電車に乗り遅れた桑田が同商品を開けると、巨匠・黒澤が登場。驚きの表情を浮かべる桑田を尻目に、黒澤が「スタート!」と一声かけると、線路の向こうから迫力ある騎馬武者の馬群が流れ込み、桑田が馬に飛び乗る、というストーリー。印象的なシーンの連続の中にも、桑田の印象的な演技と黒澤の存在感が光る内容となった。
同社では缶コーヒーの本格商戦を前に、基幹アイテムである同商品を大幅にリニューアル。従来品と比べ、深煎り豆の比率を増量し、香りとコクを強化することで、従来以上に“朝専用コーヒー”としての特性を明確化した。今回の桑田起用は広告展開の目玉の一つと言えるもので、話題喚起と販売促進を狙う。