アサヒビール、アルパカ飲み比べ コンセプトレストランで好相性の料理を提供
アサヒビールは、主力のチリ産ワイン「サンタ・ヘレナ・アルパカ」のブランド初となるコンセプトレストランを出店する。自宅でも作れる料理とともに、アルパカ全14品を手頃な価格で提供する。「ブランドの奥行きを体験してほしい」(福北耕一ワインマーケティング部長)考えで、多彩な品揃えをアピールする狙い。
アルパカは輸入ワイン市場で売上容量首位のブランド。今回開く「アルパカ・キッチン」は、アパレル企業のアーバンリサーチと組み、7日から9月8日までの間、「タイニー ガーデン キッチン立川立飛店」(東京都・ららぽーと立川立飛内)で展開する。期間中、6000人の来店を見込む。
豊富な品揃えが強みのアルパカだが、SMやCVSの店頭だけでは商品の多様さを伝えきれていないという課題があった。そこで、店舗ではアルパカのヴァラエタル(ブドウ品種)シリーズなどをグラス1杯300円から提供し、気軽に飲み比べが楽しめる場とする。
料理は「鶏モモ肉の塩レモン煮」といった、アルパカに合うオリジナルフードメニュー5種を用意。普段食卓に上る食材を中心に使ったという。ワインと料理を合わせて楽しむ日常の食卓シーンを演出し、食提案を切り口にファン拡大を図る。
同社は、アルパカの飲み比べが楽しめるワークショップ「アルパカ・キャラバン」を17年から実施してきた。同期間中にも8ヵ所で開催予定。(岡朋弘)