砂糖不使用を実現した「納豆ショコラ」 福岡の世界的ショコラティエとコラボ

上質な味わいと軽快な食感がクセになる

上質な味わいと軽快な食感がクセになる

チョコレートと納豆が1つのスイーツとして仕上げられた「納豆ショコラZERO」がクラウドファンディングMakuakeで 5月8日まで先行販売されている。日本ブランドのEC・マーケティングを扱うニューワールドと、納豆加工食品を扱う福岡のベンチャー企業「そのもの」がプロジェクトを共同企画した。

素材本来の甘みを生かす

「チョコレートで腸活」がキャッチフレーズの「納豆ショコラZERO」は、 無糖チョコレート×無農薬納豆のチョコレートバー。

チョコと納豆を同時に頂くとなると味の予想がしづらい珍しい組み合わせであるが、食感の心地よさと、納豆が苦手な人でもまた食べたくなる香ばしく心地よい風味がある。プレミアムチョコレートなので、ブランデーやウイスキーなどのお供としても合う。ノンシュガーなので、食べた後の罪悪感はない。

おつまみ納豆で有名になった「そのもの」が今回タッグを組んだのが、同じ福岡にある老舗洋菓子店「チョコレートショップ」だ。納豆特有の匂いや粘りを抑え、カリッとした食感のフリーズドライ納豆を使用した新しい商品として企画した。

「チョコレートショップ」2代目・現代表の佐野隆さん

「チョコレートショップ」の始まりは1942年までさかのぼる。当時から売上げのために添加物を加えることは一切せず、約80年たった今もその精神、そしてレシピまでもが変わらない。

同店オリジナルのチョコレート「ZERO」は、砂糖不使用チョコレートとして高い品質を認められ、2014年のパリコレクション、2016年のミラノコレクションで、ビッグメゾンのケータリングやVIPへのギフトとして採用された。味だけでなく健康も意識した質の高さから、今では世界的な有名店として知られている。

素材にこだわり地方創生を目指す

素材そのものへのこだわりをそのまま社名に入れた「そのもの」と提携している納豆農家の北原さん。佐賀県の中心に位置する江北町にて、全国的にとても珍しい無農薬・化学肥料無使用の昔ながらの農法で大豆を育てている。「納豆ショコラZERO」に使われる大豆も同様である。

「納豆ショコラZERO」には噛みごたえの良い「ふくゆたか」の中粒を使用

栄養がとても豊富な大豆は無農薬であれば虫にとってのご馳走となるので、どうしても虫が集まりやすい。しかし北原さんは虫を手で全て取り除く。化学肥料に頼らないこの地道な昔ながらの大豆農法は、その難しさから全国でたったの7%でしか採用されていない希少なものだ。

「作り手に収入を、買い手に健康を。田舎に価値を生み、地方創生を目指す」という企業理念のもと、「納豆ショコラZERO」にも使用される最高品質の納豆だ。

「納豆ショコラZERO」は納豆の新しい食べ方の1つになる可能性がある。味の予想の付きにくさにも関わらず、Makuakeでのローンチ後すぐに目標応援購入額の50万円を達成した。

左:納豆ZEROノワール(フランボワーズ)、右:納豆ショコラZEROミルク(ナッツ)
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