釧路に息づく「健土健民」 雪印メグミルク

釧路に息づく「健土健民」 雪印メグミルク:磯分内工場 安定生産で地域酪農支える

乳肉・油脂 2023.03.29 12556号 12面
新棟で生産される「雪印北海道バター」

新棟で生産される「雪印北海道バター」

標茶・弟子屈・斜網地区の高品質な生乳を受け入れる

標茶・弟子屈・斜網地区の高品質な生乳を受け入れる

同社の技術・ノウハウを結集して作られるバター

同社の技術・ノウハウを結集して作られるバター

 21年4月に新たなバター製造施設など、新棟を竣工した磯分内工場は、1960年の操業開始以来60年以上にわたって、地元の標茶町の酪農発展と歩調を合わせている。基幹産業である酪農業はもちろん、農業関連産業、運送業、サービス業の地域雇用を創出し、安定生産による地域酪農経済を支えてきた。
 磯分内工場の誕生背景には、昭和30年代(1955~65年)に、標茶町が馬主体の農業経営から、酪農専業経営へと基幹産業の方針転換を図ったことがある。66年の酪農振興法に基づ

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     雪印メグミルクの創業の精神である「健土健民」が、北海道釧路総合振興局管内の川上郡標茶町で息づいている。「酪農は大地の力を豊かにし、その豊かな大地から生み出された牛乳・乳製品は、最高の栄養食品として、健やかな精神と強靭な […]

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