凍結技術生かすローカル企業 国産魚類、鮮度保持し海外へ

生鮮食品 ニュース 2023.09.06 12639号 10面
熟成させてから凍結させる水谷水産の「熊野鯛」

熟成させてから凍結させる水谷水産の「熊野鯛」

三浦水産は水揚げから凍結までのスピードで勝負

三浦水産は水揚げから凍結までのスピードで勝負

 国産魚類の輸出拡大に向け、ローカル企業が新たな取組みを始めている。鮮度を保持し、解凍後もドリップのない状態を保持できる「アルコール凍結」の技術が、水産企業の新たな武器として活用が進む。国産魚類本来の味と品質を保持したまま運ぶことができれば、これまで難しかった海外販路へもアプローチすることができ、プロの料理人の要求にも対応できる。天然・養殖問わず、ジャパン・ブランドの強みを一層生かしていこうとする販売戦略が生まれている。
 紀州(三重県・和歌山県)で最

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