J-オイルミルズのマーガリン類(加工油脂)関連事業は23年度(23年4月~24年3月)、積極的な事業構造改革と業務用ブランド「グランマスター」の拡大などにより、採算改善を果たした。3月には「ラーマ」など家庭用分野から撤退する大規模改革を実施しており、…続きを読む
J-オイルミルズが展開するプロフェッショナル向けコンパウンドマーガリンブランド「グランマスター」が、発売10周年を迎えている。バター配合率や風味、荷姿など屈指のラインアップを誇る同ブランドだが、いずれも品質や原料、産地へのこだわりを追求してきた。今後…続きを読む
23年度の家庭用マーガリン類市場は、金額ベースで前年をやや上回って推移した。22年秋の価格改定による単価上昇に加え、23年4月の乳価改定によるバターの値上がりもあり、値頃感が消費者に響いたようだ。しかし長期的視点に立つと、若年層の流失などで間口は広が…続きを読む
業務用マーガリンは23年、価格適正化により金額ベースでは前年を上回り、原料環境の一定の落ち着きを背景に採算性もおおむね改善された。バターの価格改定の中でコンパウンドタイプが需要を高めたほか、外食や土産分野なども大きく回復している。一方、物量ベースでは…続きを読む
●5年ぶりの増産を期待 マーガリン類は家庭用ではパン向けはもちろん、タイパ・コスパ性に優れる使い勝手の良さや多彩なフレーバー戦略などで存在感を示す。業務用は技術力を生かした機能性を武器に製菓・製パンなど最終市場の必須素材として活躍する。共に技術立脚…続きを読む
なめ茸市場でトップシェアを誇る、テーブルランド。今秋冬期は、昨年4月に発売した樹脂製容器「ボトル入りなめ茸」(230g)の150g小型バージョンを発売する。 「『ボトル入り』で食べ方、消費シーンの提案を行い、エントリー層や若年・次世代ユーザーへの訴…続きを読む
「原料エノキ茸やガラス瓶容器の供給不安から、積極的に打って出るのは難しい」と信濃産業。「ただ、新商品などで活性化を図っていく必要はある。投入時期などは未定だが、価格と商品力のバランスが取れた商品開発を進めたい」という。 価格改定も行ってきたが、「今…続きを読む
ナガノトマトは、プラスチック製容器の「なめ茸ボトル入り」の市場定着を急ぐ。 家庭用は270g、210gで展開する。「明太子」(270g、210g)「梅じそ」(270g)に、昨年4月発売の「岩下の新生姜入り」(210g)のフレーバーを揃え、「ご飯のお…続きを読む
●値上げや瓶不足で足踏み 量販、一般市場向けのなめ茸製品を手掛ける主要メーカーは長野県に集中しており、これら各社が占めるカテゴリー市場のシェアは90%以上に及ぶ。 長野県缶詰協会がまとめた23年4月~24年3月のなめ茸製造量(会員5社の実績合計)…続きを読む
「もはや、これまでのような事業環境ではない」。国内最大のエノキ茸産地、長野県中野市に本社・工場を置く信濃産業。中野市では今年に入り、主にエノキ茸を生産していたキノコ業者3社が倒産した。となりの飯山市でもブナシメジなどを手掛ける1社が5月に事業停止する…続きを読む