新米の品質低下確実 苦慮する産地、災害級猛暑で

 23年産新米の本格的な出回りを目前に控え、品質低下が深刻となってきた。夏場以降の猛暑と晴天続きによる水不足が原因だ。全国的に生育も早く、稲刈りが例年より1~2週間早まり、産地は対応に追われている。特に主産地新潟県では、主力銘柄のコシヒカリ中心に被害が大きく、等級で3等米が約7割に上り2等米が3割、1等米はほとんどなく、過去最低となる見込みだ。
 そこで同県では、生産者手取りの減少や、消費者に理解を得るための情報発信方法など対策を検討中だが、1等米比率

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