和食、ユネスコ無形文化遺産登録10周年 科学・文化・歴史からひも解く

総合 ニュース 2023.12.13 12690号 01面
史料から歴史的な食事の再現も行う。写真は織田信長の饗応膳

史料から歴史的な食事の再現も行う。写真は織田信長の饗応膳

さまざまな食材などレプリカや模型を展示。写真は樹脂で再現した貝類

さまざまな食材などレプリカや模型を展示。写真は樹脂で再現した貝類

●多彩な資料や標本など紹介 国立科学博物館で「和食展」

「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産登録を受けてから10周年になる今年、東京都内の国立科学博物館(以下、科博)は朝日新聞社と共同主催で「和食展」を10月から開催している。自然史・科学技術史を探究する同館で、日本の食文化を科学と文化・歴史の双方の視点からひも解いたのが特徴だ。和食を多角的に知ることができる同展を見てきた。

科博館長で同展監修者の篠田謙一氏は「中華」や「洋食」が入ってきた明治時代に日本各

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