トモシアホールディングス、「春の冷食キャンペーン」売上高56億円へ拡大

左から荒木章代表取締役(カナカン社長)、堀内琢夫代表取締役(丸大堀内会長)、竹内成雄代表取締役社長(旭食品社長)

左から荒木章代表取締役(カナカン社長)、堀内琢夫代表取締役(丸大堀内会長)、竹内成雄代表取締役社長(旭食品社長)

 トモシアホールディングス(HD)は6月29日、今春実施した「第21回春の冷凍食品祭り消費者キャンペーン」の抽選会を協賛メーカーを招き東京本社隣で開いた。参加店舗数は前回をわずかに下回ったが、期間中4~5月の冷食売上高は前年比6.6%増の56億円と好調だった。

 同キャンペーンは冷凍食品の春の需要活性化へ向けてインストア形式で実施するもので、4月1日~5月31日の2ヵ月間に全国規模で展開。景品はスチーム機能付きオーブンレンジやJTB旅行券3万円分、JTBギフトカード2000円分など主婦層に人気の高そうなものを用意。店頭の応募用紙には冷食に関するアンケートも記載し、その結果を今後の商品開発や販促活動に役立てる狙いもある。

 今回は全国から2180店舗の小売業が参加。前年より38店舗下回り、応募総数は4万4341通(7.6%減)となったが、キャンペーン実施期間中の冷食売上高は55億9800万円(同6.6%増)と順調な伸びを示した。協賛メーカーは前年と同じ23社。

 抽選会に先立ち、あいさつに立ったトモシアHDの竹内成雄社長は「冷食はDgSなどチャネルの拡大、生活者の個性の多様化や世帯当たり人数の減少などを受け、今後も非常に重要なジャンルとなってくる」と市場の将来性を強調し、「本キャンペーンの大きな目的は冷食売場の活性化、多様な消費者ニーズを的確に捉えてメーカーへリンクすることだ。価格に頼らない企画力で冷食の本当の良さを伝えていきたい。今後も当社にしかできない販売促進を生かしながら、こまめに業務筋やSMへ拡販を図っていきたい」など抱負を語った。

 (篠田博一)

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