大手食品卸、デリカを成長の核に 顧客課題へ解決策拡大
大手食品卸はデリカを将来的な中核事業と位置付け、取組み強化へスピードを上げている。中食市場は食の外部化の進行を追い風に、今後も継続的な成長が見込まれるためだ。一方、市場は外食などの侵攻による業態間競争のボーダレス化や人手不足といった構造的な問題を抱える。卸各社はこれらの課題に独自の強みを生かしたソリューションの幅を拡大し、重点市場における成長獲得へ努めていく。 日本惣菜協会の調査によると、16年度の惣菜市場規模は9.8兆円(前年比2.7%増)へ堅実