大手総合卸7社の19年度業績は伊藤忠食品を除く全社が増収で着地し、経常増益は前年より2社減少の3社となった。恒常的な物流費の上昇を背景に、夏場の天候不順や消費増税、期末の新型コロナウイルス影響など卸経営に多大なインパクトを及ぼす局面が相次ぎ、増収減益傾向が鮮明になった格好だ。
有力チェーンや成長業態との取組み強化で業界の上位集中構造は引き続き進み、7社合計の売上高は9兆9860億1000万円（前年比1.3％増）と10兆円到達は目前。
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