味の素、創業100周年謝恩サンプリング展開 伊藤雅俊社長も店頭に
味の素は9~11月、創業100周年にちなんだ「味の素」「こぶうま」のセリング・サンプリングを全国で展開している。
セリング・サンプリングは、同社創業100周年に際し、消費者・流通への「感謝の意」を込めた企画として9~11月の期間、味の素グループフェア、味の素フェアを展開する量販店を中心に、全国約250店舗で実施している。
「味の素」のサンプリングは、1909年5月20日の「味の素」の一般発売開始を記念し、今年5月から全世界で展開している1000万人(日本国内では通期で100万人)サンプリングの一環として行われる。創業100周年の節目に誕生したシンプルかつ洗練されたデザインの新パッケージ「マーク瓶」のサンプリングにより、「味の素」のグローバルなイメージの浸透、新規ユーザーの獲得を狙う。また、同様に100周年を記念して誕生した新商品、“昆布のうま味”の調味料「こぶうま」については、サンプリングとともに、店頭での試食により、おいしさを体験してもらうことを通じてトライアル購入を促進する。
9月のセリング・サンプリングのスタートにあたり、伊藤雅俊社長自らが東京都内の量販店店頭に立ち、来店客と会話を交わしながら「味の素マーク瓶」「こぶうま」を一人ひとりに手渡した。サンプルを手にした人々からは、女性・男性、また年代を問わず、「かわいいですね」という反応に、伊藤社長は「100年を機に、改めてお客さまに『味の素』を紹介し、商品そして“うま味”の普及に努めていきたい。現場に足を運び、お客さまの気持ち、ニーズをしっかり受け止めて仕事をしていきたい」と語った。
量販店からは「社長自ら現場で率先して、こうした活動をすることは味の素社内の力になるし、企業間の関係強化にもつながる。伊藤社長の笑顔が印象的だった」とのコメントがあった。
(田村幸治)