伊藤園、「お茶で琵琶湖を美しく。」キャンペーンの寄付金を滋賀県に贈る

(右から)嘉田由紀子知事、相澤博元副本部長、波岡修取締役、国枝保部長

(右から)嘉田由紀子知事、相澤博元副本部長、波岡修取締役、国枝保部長

 伊藤園は6日、滋賀県庁で「お茶で琵琶湖を美しく。」キャンペーンの活動報告と寄付金の贈呈式を行った。

 同キャンペーンは、昨年11月1日から今年1月31日までの3ヵ月間の、日本茶飲料「お~いお茶」全製品の関西2府4県での売上げの一部を、滋賀県が推進する琵琶湖の環境保全活動(ヨシの生育・維持管理などに充てる予定)の資金として寄付するキャンペーン。4年目を迎えた今回も、キャンペーン期間中、店頭告知物やTVCM、営業車両などを活用し、さまざまな場面で琵琶湖環境保全活動をクローズアップするとともに、昨年12月には、同社社員と一般の参加者が協力して伊庭内湖周辺のヨシ刈り体験活動を実施したほか、琵琶湖周辺で実施されている清掃活動にも同社社員が参加している。

 6日に行われた寄付金贈呈式では、伊藤園側から波岡修取締役、相澤博元関西・四国地域営業本部副本部長、国枝保北近畿地区営業部部長、滋賀県側から嘉田由紀子滋賀県知事、小林泉琵琶湖環境部技監が出席した。

 波岡取締役は「“お茶で琵琶湖を美しく。”キャンペーンも4年目を迎えた。この活動も地元で根付いたと肌で感じる。これからも、5年、10年と続けて、琵琶湖の環境保全に貢献していきたい」と報告。嘉田知事は「この活動も4年目を迎え、県民の間に定着したものとなった。伊藤園さんの活動を通じて、あらためて自分たちの手で琵琶湖を大切にすることを感じている。この活動が全国の皆さんに琵琶湖を訪れる機会を作ってくれたことに感謝している。昨年12月に伊藤園さんと地元のボランティアの皆さんとともに、伊庭内湖周辺のヨシ刈り活動を行った。参加された皆さんは、本当に晴れ晴れとした笑顔をしていた。自然は人を笑顔にする。この活動を5年、10年と続けていくと、心強い言葉をいただいた。琵琶湖固有種の『ニゴロブナ』も戻ってきている。県民に代わってお礼をいう」と謝辞を述べた。

 相澤副本部長から嘉田知事に1010万円の寄付金が手渡され、県側から記念品と感謝状が贈られた。

 (田中秀哉)

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