日本ベクトン・ディッキンソン、特許製法で透明培地開発 カンピロバクターの検査効率向上

BDmCCDAクリアーHT寒天培地(左)と従来のカンピロバクター選択培地(中央、右)

BDmCCDAクリアーHT寒天培地(左)と従来のカンピロバクター選択培地(中央、右)

 医療用・細菌検査用機器、試薬などを輸入・製造・販売する日本ベクトン・ディッキンソンは、食中毒菌であるカンピロバクターの検査効率を大幅に向上させる選択分離培地「BDmCCDAクリアーHT寒天培地」を開発し、今夏から本格的に販売を開始した。特許製法により、培地を透明にしたことでコロニーの視認性を高め、菌数計測をしやすくした。食中毒の原因菌の中では2003年以降は常にトップで、年間の食中毒患者数の約半数を占めるカンピロバクターだが、国内での対策はまだ十分とはいえない。同社では、こ

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