CASの現状について説明するアビーの大和田哲男社長(右)と、輸出を担当した明治フードマテリアの根本勝義顧問
アビーが開発した細胞を壊さず長期間保持できる「CAS(セル・アライブ・システム)」の導入が海外で進んでいる。すでに世界19ヵ国で特許を取得し、漁業が盛んな北欧諸国をはじめ欧米、中東の一次産業、食品加工メーカーがCASを活用した冷凍技術を取り入れている。同社は水産・食品業界における情報提供やサポートを推進している。ノルウェーでは従来難しかったウニの冷凍に成功し、外貨を稼ぐためのビジネスがスタートした。CASを取り巻く市場環境は急速に拡大している。