「和の皿」を意味する「WASARA」。「WA」には資源の循環を表す「輪」「環」への思いも込められている
日本生まれのエコ容器「WASARA(ワサラ)」が国内外で評価を高めている。非木材のサトウキビ繊維と竹を主原料として作られた紙の器は、国際会議や大使館主催のパーティーなどで重宝され、料理を引き立てる美しいデザインが“使い捨て容器”の概念を覆した。欧米を中心に海外からの引き合いが増え、国内でも「おもてなし」シーンを華麗に彩る。日本の高度な技術で作った環境配慮型の紙製食器が、海外セレブや感度の高い消費者を魅了している(涌井実)