ハウス食品、「うまかっちゃん」発売30周年でCM連動の店頭販促
ハウス食品は、九州地区ナンバーワンの即席袋麺「うまかっちゃん」が今秋、発売30周年を迎えるに当たり、シリーズ新商品として「宮崎名物 鶏の炭火焼風味のとんこつ味」を8月4日から九州地区と山口県で新発売する。同時に、シリーズ5品のシェア維持・アップ、店頭でのフェース確保・拡大を目指し、テレビCMと連動した店頭プロモーション活動を展開する。(八木沢康之)
「うまかっちゃん」は1979年9月12日の発売以来、今年で発売30年目を迎える。累計販売数量は約26億2000万食に達し、07年度の売上高は53億円(うち福岡支店39億円)と同社の即席袋麺の主力商品となっている。近年は厳しい市場環境の中で九州地区に特化したエリアマーケティング強化を図り、全体の約7割を占める「うまかっちゃん」を中心に「博多からし高菜風味」「鹿児島黒豚とんこつ焦がしねぎ風味」「熊本揚げにんにく風味」のシリーズトータルで九州地区袋麺市場の約26%と、トップシェアを堅持している。
1月16日の価格改定実施後は全体に特売ウエートが低下し、厳しい市場環境が続いたが、市場も徐々に回復し、秋の本格需要期を迎えるに当たり適正価格(特売298円~)で袋麺の価値を再認識してもらうために30周年と連動したプロモーション活動を行うもの。福岡出身の人気漫才コンビ「博多 華丸・大吉」を起用したテレビCMを8月のお盆時期に合わせて放映開始、さらにテレビCMに連動させた店頭プロモーション(ギラギラ太陽’sが絡むストーリーで「トンコツ戦隊うまか5」のタイトルでうまかっちゃんを訴求し、キャラバンカー、マネキン販売、ノベルティなどを用意)を九州全県の量販店50店舗で展開する。
新製品は南九州地区のシェアアップをも狙って導入するもので、宮崎名物「鶏の炭火焼」の風味を生かした、まろやかなとんこつしょうゆスープが特徴。発売と同時に東国原・宮崎県知事のイラストが入った特別パッケージ商品を数量限定(135万食)販売する。限定数量が完売した後(9月末ごろ)は通常パッケージで販売、09年3月期で3億円を目標としている。
内容量93g、小売価格100円(税別)、5個パック465g(93g×5)、小売価格500円(税別)