キーマンが語る長野県のシードル産業(中)リンゴだらけの地の利生かす
信州まし野ワイン醸造責任者・竹村剛氏
新設のピオニエ蒸留・醸造所、タンクが並ぶ
シードル市場はアルコール全体の0.03%程度という。後藤高一喜久水酒造取締役商品本部長(5月20日付5面に既報)では、同社がシードル製造に着手した年に「国際りんご・シードル振興会」を設立し、趣旨に賛同するメンバー6人とシードルの普及活動を開始。泡もの・低アルコール・さわやかな味わいという特徴をセールスポイントに、酒販店などに売り込んだ。しかしCIDREをサイダーと間違える人もいるくらい、認知率は低かった。
後藤本部長は専門性を持つ人材の養成の必要性