新型コロナ 海外の出口戦略・オーストラリア編(中)国内経済再開へステップ1
オーストラリアのスコット・モリソン首相が8日に発表した国内経済再開3段階計画「新型コロナウイルスに対して安全な豪州のためのロードマップ」ステップ1の内容は次の通り。
〈職場、集会〉
▽職場以外の公共の場での集会(最大10人)▽自宅への来客(最大5人、自宅に住む人数を含まない)▽雇用者、従業員ともに、支障がない場合、在宅勤務の継続を推奨▽雇用者は職場を新型コロナウイルス(COVID-19)に対して安全対策を立てる▽通勤はピーク時間帯を避ける
〈教育、チャイルドケアー〉
▽保育所、小中学校は州やテリトリー、それぞれの計画に従って開校▽大学、高等専門学校は可能な限り教師や生徒との対面を増やす
〈小売店、販売〉
▽小売店、ショッピングセンターの責任者は社会規制に沿って営業をする計画を立て、それに従って営業開始▽不動産のオークション、オープンハウスに集まれるのは10人まで。また、集まった人たちの連絡先などを必ず記録する
〈カフェ、レストラン〉
▽開店できる。同時に着席できるのは10人までで、1人当たり平均4平方mが必要▽フードコートは、テークアウトのみ。着席して食べるエリアは閉じたまま
〈エンターテインメント、遊園地〉
▽屋内映画館、劇場、コンサート会場、スタジアム、ギャラリー、博物館、動物園、パブ、ナイトクラブ、ゲーム会場、ストリップクラブなど、閉鎖を継続。例外は、これら敷地内にあるレストランで、レストランの規制に従って10人までの収容で営業可
〈スポーツ、レクリエーション〉
▽ジムを含むすべての屋内スポーツは不可▽屋外のジム、遊び場、スケートパークは最大10人まで。その他屋外スポーツも10人までは可能▽プールは制限付きで営業可
〈アコモデーション(宿泊施設)〉
▽キャラバンパークや、キャンプ場の規制は現状維持▽ホステルやホテルは宿泊目的の営業が可能
〈冠婚葬祭および宗教的集まり〉
▽結婚式は結婚をするカップル以外に10人まで参加可能▽葬式は、屋内20人まで、屋外30人まで参加可能▽宗教的集まりは10人まで
いずれの場合も、10人以上の集まりは、集まった全員の連絡先の記録が義務付けられる
〈美容院、理容室〉 ▽営業を始める▽来店客全ての連絡先の記録が義務付ける
〈エステ、マッサージ、サウナなど〉▽閉店を継続
〈国内旅行〉
▽レクリエーションのための地元地域での旅行は許可▽州、テリトリーの境を超える移動は各州、テリトリーの規制に従う
(山田由紀子)