「フードメッセinにいがた2020」きょう13日まで 販路回復・拡大に商談活発

総合 展示会 2020.11.13 12146号 02面

 第12回食の国際総合見本市「フードメッセinにいがた2020」と同時開催の「にいがた6次化フェア2020」が11日、新潟市の朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター展示ホールで開幕した。会場内では、食と花の世界フォーラム組織委員会会長、新潟市長の中原八一氏らが参列し、オープニングセレモニーとテープカット=写真=が行われた。

 両展示会を合わせ、239事業者が新商品や自慢の商品を並べた出展ブースでは、TV局の取材に対応する出展者の明るい表情があった。深夜に降った雨で空が清められ、早朝には会場周辺に虹が出現し、展示会日和となった朱鷺メッセ会場。最終日の13日の開場時間は午後4時まで。

 展示ホール内で午前9時45分にスタートしたオープニングセレモニーには中原八一新潟市長、佐久間浩農林水産省北陸農政局新潟県拠点地方参事官、山田治之新潟県農林水産部部長、新井宏幸新潟市議会文教経済常任委員会委員長、福田勝之新潟県商工会議所連合会会頭、早川吉秀新潟県商工連合会会長と、にいがた観光親善大使の木村莉子氏、中島まなみ氏が参列し、中原市長の主催者あいさつに続いてテープカットが行われた。

 中原市長は「今回12回目となるこの展示会は、新型コロナウイルスの感染の影響で開催が心配されたが、感染予防対策をしっかりと徹底した上で開催できた」と喜びの言葉を述べ、さらに、「新型コロナウイルスの影響で、働き方をはじめとして人々の意識も変わり、都会から地方へ関心が向いているといわれている。本市としては、われわれの強みである食文化、食産業を積極的にPRを行い、新潟市の産業につないでいきたい」との決意を語った。

 新潟県で久しぶりに実現した大型展示会とあって、午前10時の開場時から次々に来場者が訪れ、サーマルカメラと非接触型体温計を使用した検温、入館記録用紙の記入、IDパスの着用と検温済シールの貼付などの感染防止対策を受けた上で入場。コロナ禍の中でも意欲を見せる出展239事業者のブースで活気のある商談が行われた。(山田由紀子)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら