井阪隆一社長(左)と新社長に内定のスティーブン・ヘイズ・デイカス社外取締役
セブン&アイ・ホールディングスは経営体制を刷新し、自主路線で国内外CVS事業に集中する成長戦略を加速する。6日、井阪隆一社長の退任とスティーブン・ヘイズ・デイカス社外取締役を新社長に就ける人事を決めた。同時に北米CVS事業の新規株式公開(IPO)やイトーヨーカ堂などスーパーストア(SST)事業の非連結化などで30年度までに約2兆円の自己株式取得で株主還元を強化する。社長交代と創業家によるMBO(経営陣による自社株買い)撤回との関連は否定した。
6日の記者会見で、井阪社長は「