大賞に輝いた、菅運スーパーじゃんボ

大賞に輝いた、Aコープいまり店

　丸美屋食品工業が3～4月に行った「春のディスプレイコンテスト」の大賞に、宮城県の菅運スーパーじゃんボ、佐賀県のAコープ佐賀Aコープいまり店が輝いた。6日に行った審査会で選出した。昨年は東日本大震災によって中止を余儀なくされたが、今年の参加店数は一昨年比3％増と好評。同時期に行った「春のふりかけキャンペーン」も前年比17％増の応募を得て、店頭販売の支援を果たした。

　今年19回目を迎えた「コンテスト」は3月1日～4月30日の期間行った。全国の小売店・量販店を対象に発注ケースに応じた2コースを設定（Aコースが30ケース以上、以下はBコース）。今年はふりかけ・お茶漬け市場の盛り上がりに応じて「家族のお茶漬け」「混ぜごはんの素」「ウェットタイプふりかけアピール賞」などを新設し、賞本数を増やして魅力を高めた。参加店数合計は3720店、うち、写真参加店が13％減の720店、売上げケース数が11％増の9万1400に上り、過去最高記録を更新した。

　Aコースの「丸美屋大賞」（賞金50万円）を受賞した2店のうち、最高点だったのが菅運スーパーじゃんボ。朝食提案を中心にした左右対称の美しい陳列、手作りの販促物による華やかさで高評価を得た。Aコープいまり店は「混ぜ込みわかめ」のキャラクターが飛び回る楽しい陳列。配色を勘案した鮮やかな商品展開が評価され、グランプリを獲得した。

　「コンテスト」審査会は6日に都内で開催。業界関係者を集め、「活気のある陳列で購買意欲を喚起」「消費者キャンペーンを効果的に演出」という審査基準をもとに優秀店の大陳を写真で審査。Bコースの「丸美屋大賞」には石川県のスーパーロフティぴゅあロフティ店、長崎県のスエオカフルノストアーラピタ店を選出した。

　「春のふりかけキャンペーン」は3月から5月9日まで実施。「のりたま」キャラクターの「ピヨちゃん」「コッコちゃん」の調理器具セットが当たるクローズド懸賞と、現金50万円や家電セットを景品にしたオープンの2コースを設けた。クローズド方式の応募数は前年比26％増の44万2000通、オープンは14％増の117万8000通を集めた。応募方法の内訳は、はがき76％、Webサイト19％、携帯サイト5％。

　（吉岡勇樹）