キッコーマン食品、「ハラールしょうゆ」が大阪サミットで使用

「キッコーマン ハラールしょうゆ」、業務用1リットルPETを展開する

「キッコーマン ハラールしょうゆ」、業務用1リットルPETを展開する

波佐見焼のオリジナル醤油皿、江戸時代に輸出用に作られたコンプラ瓶などを描いた

波佐見焼のオリジナル醤油皿、江戸時代に輸出用に作られたコンプラ瓶などを描いた

キッコーマン食品の「ハラールしょうゆ」が6月28、29日の「G20大阪サミット2019」で使用された。会場内で使われる醤油に採用され、調理とつけ・かけ、すべてに用いられた。インバウンド消費向けにお墨付きを得た格好。訪日客をターゲットにした提案営業につなげる。

G20サミットの提供メニューはムスリムに配慮し、「ハラールしょうゆ」が選ばれた。首脳向けコース料理とは別に、37の国・機関の代表団向けレストラン、プレスダイニングなどで使用された。オリジナルの醤油皿も100枚用意し、卓上使いを促した。

「ハラールしょうゆ」は国際的なハラール機関であるHFFIAから認証。厳格とされるマレーシアなどの機関と相互認証し、幅広いムスリムへ対応可能という。アルコール発酵を行わず、発生を抑えるために小麦不使用。普通の濃口に近い味わいを、独自醸造で実現して、グルテンフリー料理にも使える。

キッコーマン食品は飲食店のインバウンド対策を近年、提案して推進。ハラールやビーガン、ベジタリアン向けのレシピを充実し、そのまま使える「豆乳でつくったスープ」などを紹介している。「ハラールしょうゆ」のG20使用で、高まるインバウンド需要にさらに応える。(吉岡勇樹)

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