山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(32)スジャータめいらくグループ「フローズンドレ」
●冷凍がサラダを目覚めさせる 限りない可能性が見えてきた
「フローズンドレっていうんですけど、試してみます?」と編集部副編から遠慮がちの電話。冷凍食品か否か、とても気にしている様子でした。冷食OK、冷凍OK!
フローズンワールドに身分制度はございません。何せ冷凍は「時間を止めて空間を超越するシステム」なので、冷凍の機能を生かした食品はウエルカム。品質を長期間そのまま保ち、厨房に代わって下処理済みなので簡単便利。食品ロスもなく、環境にも優しいという、冷凍のメリットを生かした新商品に、いつも心をときめかせています。
で、発売前の「フローズンドレ」サンプルを入手。わが家の食卓のサラダと共にいただきました。予想通り、アイスディッシャーで生野菜の上にポコンとトッピングしたビジュアルに家族大爆笑、そしてレタスや千切りキャベツが、食べている途中から最後まで冷え冷え、どんどんしゃっきりとしてくる食感に感動したのです。
以来しばらく、2種ずつ×3回のぐるぐるローテーション。スクープテクニックも丸型、リボン状、パテ風にと、みるみる上達していったのでした。次は熱したバルサミコでもかけてみようかと思っています。
これは新しい。6種のうち一番人気はコーン、次いで青じそ、シーザー。コーンは、スジャータめいらくの得意分野ですね。誰もが大好きなコーンポタージュ味のコーンドレッシング(常温)は、十数年来の人気商品です。
スジャータめいらくグループに取材しました。ドレッシングを冷やしてかけても、食べている途中から温度は上がる。サラダをよりおいしくするにはどうするかと悩んでいたところ、オーナーの一言が開発のきっかけになったそうです。
「うちにはアイスがあるじゃないか」。
スジャータめいらくは、新幹線車内販売の「スゴクカタイアイス」を製造しています。もちろん、ソフトクリームも軟らかアイスも品揃えしています。そんなアイスに関する社内ノウハウを横断的に駆使して、今回、「すくいやすくて、溶けにくい」特徴を持つ冷凍ドレッシングの開発に成功したのです。
「外食の皆さまに元気を出していただける、メニューをつくる楽しさにつながる商品を提供したいと考えてきました」と、スジャータめいらく。
そうかぁ、メニューの発想が広がる素材、お店で食べるお客さまが驚き、笑顔になる。そこに「冷凍」が一役買っている。アイスのようなドレッシングなんて、固い頭じゃ想像もつかない開発商品。フローズンって、まだまだ発掘し切れていない魅力がある。無限の可能性を感じさせてくれた新商品です。
●商品概要
スジャータめいらくグループ「フローズンドレ」コーン、青じそ、バーニャカウダ、シーザー、胡麻、アボカド
規格=1L
★ここがスゴイ!
え~♪ おもしろ~いと笑顔になれる