味の探検 魅力のシーフードレストラン「カーニバルプラザ市川スタジアムホール」
千葉県市川市にあるのは「カーニバルプラザ市川スタジアムホール」。JR総武線本八幡から徒歩一〇分といったところ。昭和63年にオープンした。運営はダスキンのカーニバルプラザ事業部で、現在全国に三店舗ある。この店は七七五坪のスペースに九〇〇席で、一Fはバーのスタイルのシーサイドラウンジ(一七〇席)とシーフードホール(四〇〇席)、二階バーベキューホール(三三〇席)と合わせ三つのスペースに分かれている。
変わっているのは、一日四回のショータイムを行ったりするほか、占いのコーナーやくじびきのコーナーなどを設け客とのコミュニケーションをはかっていること。「もちろん食事がメインですが、食事の他にも何か楽しんでもらえるものをと思いまして」と担当者。アーリーアメリカン調の店内は、木のぬくもりが十分に生かされている空間に仕上がっているが、この店内はサーカス小屋をイメージしているのだという。入口から入るとすぐ、シーサイドをイメージしたスペースがあり、空になっている天井は、雷がなったり、星が出たりと三〇分で一日がすぎるようなスタイルになっている。非日常性を打ち出した空間だ。
さてこの店で、一番広いスペースをとっているシーフードホールの人気メニューは、アメリカから輸入しているというダンジネスクラブ(二二〇〇円)。カップルに人気なのはロブスターやダンジネスクラブ、サーモン、帆立ての刺身など、シーフードを盛り合わせた「ダンジネスクラブ&ロブスタープラターセット」(六五〇〇円)だ。これは二人用のセットメニューで、スープやサラダバーもついているというもの。少しずつ、多種類を楽しめるというのが人気の秘密だ。
メニューの改正は9月を予定している。特に力を入れるのは、現在アラスカ毛がになど五種類あるカニのバリエーションをさらに増やすことだ。「お客様の三分の一は初めて来店する方ですが、常連客には同じメニューだけだと、あきられてしまいますので、新鮮さをだしたいんです」と担当者。バブルの影響もありオープン当初に比べ、価格を下げて提供している。
客単価はランチタイムで一〇〇〇円、ディナータイムで四〇〇〇円位。立地上、車での来店が目立つためか平均来客数は平日が五〇〇人に対し、休日は二〇〇〇人。二〇代が中心だが、ファミリー客も目立つという。
従業員はアルバイトを含め、二〇〇人と大所帯。月商一億円をめざして努力している。