最新食材情報 「フローズンデザート」 協同乳業、乳製品技術を活用
一〇〇億円産業のフローズンケーキ業界で約三〇%のシェアを占める協同乳業(株)(東京都中央区、03・3667・5411)は、冷凍生ケーキ一二種、プチガトー四種、プチケーキ三種を生産販売している。
同社が本格的にフローズンケーキ業界に力を入れ始めたのは昭和61年5月。以前から取り組んでいたパイシートや乳製品の製法を取り入れて生産している。生ケーキはおもに結婚式場やホテル、喫茶店、プチガトー、プチケーキは学校給食などに販売している。
売れ筋はクリームチーズケーキ(レアタイプ)だが、最近のココア・チョコレートブームの影響もあってショコラケーキの売上げが伸びているという。質や味が良く、保存がきき、必要な量だけ解凍使用できるなどの簡便性から実際取り扱っている店の評判も良い。店で応用できるようにとの配慮からシンプルなつくりに仕上げている。
今後は、加工クリーム、チーズ、焼きなどの技術を生かし、さらに高級感、価値観、素材、見栄えの良さなどを重視して最近の健康志向をふまえたうえで低糖商品や野菜を使用したヘルシーな商品を開発していく予定。