人気のロシア料理店 「カーシヤマミ」(六本木) ロシアの雰囲気と共に
「ウオツカでロシア料理をたのしんでもらう」というコンセプトでオープン。昭和41年に港区の三田で開業したが、移転してここ六本木に店を出したのは一五年前の昭和51年。「三田に店があった時からの常連客が、今も通ってくれているんですよ」と店をとりしきるマミさん。変わっているのはメニューは求められた時以外、出さないこと。しかもメニューにのっていないメニューも多く、その日のおすすめメニューを聞き、客が頼むというかたち。常連客中心の客層だからこそ、このスタイルになるのだろう。
メニューを大幅に改正したのは今年の1月。特に調理の方法を変えたという。例えば極秘メニューという「ロシアハンバーグ」はひき肉をりんご、にんじん、セロリ、オニオンなど一〇種類の野菜をすりおろしたり、細かく刻んだものだけであえ、つなぎは一切使わずに仕上げるという。これを特別なソースをつけてたべるのだが、このメニューはパーティなどのグループ客で予約しない限り、出さないのだそうだ。「料理はセンスです。細かく配慮すれば同じ材料でも、ひと味違う料理になるはずです。毎日来る方もいらっしゃいますから、続けて食べても飽きが来なく、胃にもたれない料理を出したいと思っています。ですからウチでは肉、魚類などの油抜きをしっかりしているんです」とマミさん。またボルシチなら丸三日間煮込むというように、手間をかけた料理を出している。「ソースやクリームも既製のもので済ませず、できるだけ手作りのものを使うようにしているんです」
店は一〇坪のスペースに二二席。カウンター席の上には一面のバラのドライフラワーがあるが、これはディスプレイに加えて、たばこやアルコールなどのにおいを消すための効果もある。
客単価は五五〇〇円。「ありきたりの店にしたくないです。もうけより、お客が気持ちよく通いたくなる、そんな店を目指しています」とマミさん。新メニューも開発中。













