話題の飲食施設 キャロットタワー(世田谷・三軒茶屋)東急ストア中核に飲食9店舗
11月20日、東京・世田谷区三軒茶屋に地下五階、地上二七階、塔屋二階(地上高一二四m)地域最大のノッポビル「キャロットタワー」を含む三棟のビルがグランドオープンした。これらビル建設は地元地権者をはじめ、世田谷区、東急電鉄などで結成する「三軒茶屋・太子堂四丁目地区市街地再開発組合」((財)世田谷区都市整備公社=佐野公也理事長)で具体化したもので、ビルには文化・公共施設、オフィス、商業施設などが入居、長く沈態ムードにあった三軒茶屋地区の活性化が期待されている。
ビル建設は地域最大の再開発事業として、九三年3月から進められていたもので、オフィスの入居率(三〇%)はまだ低いが、すでに商業分野はフル稼働しており、施設への来街を大きく喚起している。
施設は地上二七階建の高層棟と九階建の中層棟、四階建低層棟の三棟から成る複合都市ビルで、商業関係ではキーテナントとして東急ストア(「三軒茶屋とうきゅう」)が、物販店ではレンタルビデオショップの「TSUTAYA」、飲食分野ではサブウェイ、ドトール、不二家、そじ坊など九店舗が出店し、とくに土・日などには大きな賑わいをみせている。
これら施設へは世田谷通りに沿って地上からもアプローチできるが、新玉川線沿線からの利用客の利便性を考えて、駅から地下通路でストレートに来街することができる。
◇施設概要
・施設名/「キャロットタワー」
・所在地/東京都世田谷区太子堂四‐一‐一(Tel03・3412・6801=三軒茶屋・太子堂四丁目地区市街地再開発組合)
・計画区域面積/約一・五ヘクタール(四五〇〇坪)
・敷地面積/二八〇〇坪
・建築面積/一九〇〇坪
・延床面積/二万三二〇〇坪
・施設規模/高層棟=地下五階、地上二七階(高さ一二四m)、塔屋二階、中層棟=地下三階、地上九階、低層棟=地下三階、地上四階
・フロア構成/高層棟=地上一階~三階金融機関、五階世田谷区公共施設(文化・生活情報センター)、六階~二五階オフィス、二六階展望レストラン、二七階機械室。中層棟=店舗、区立劇場・舞踊専用劇場。低層棟=東急世田谷線三軒茶屋駅、区立小劇場、けいこ場
・駐車場/二八四台