「ビッグマックで世界が分かる」マクドナルド・藤田社長

1992.10.05 13号 2面

日本マクドナルド㈱(東京都新宿区、03・3348・5751)の藤田社長は、本紙記者との話のなかで、日本マクドナルドが世界でも有数の店舗数となり、平成4年で八〇〇店前後となった。このことによって、どのようなことが起こったのか‐‐

藤田社長は「日本の子供達がアメリカに行った時、アッ!、アメリカにもマクドナルドがあるといって驚いた」という話を披露した。そのあと、「マクドナルドの主力メニューであるビッグマック(三八〇円)は、素材であるパンの生地、肉などは、世界共通で、しかも、日本は、三八〇円で提供している。これは、どこの国に行っても、コストの価格は、変わらない。現在、マグドナルドは、世界六〇ヵ国以上に出店している。しかし、国情によって、そこの国民が食べる価格は、高いところ、安いところと出てくる。例えば、中国でのアルバイトの時給ではビッグマックを二個買えない。しかし、日本は、二個以上買える。私は、ビックマックという商品を通して、世界の国情が分かる」と語っている。

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