ピザ・パスタ 地域一番店 「ボーノボーノ」(東京・浅草橋)

1997.09.30 136号 11面

戸を開けて中へ入ると、木の香りがまだ新しい。床、壁、座席、階段に至るまでほとんどがウッドスタイル。場所も大きな通りに面していないためか、ちょっとしたログハウスに来ているような気分になる。

『ボーノボーノ』には、ピザが一五種類と、アラカルトが約一〇種類のメニューがあるが、松本チーフがホールも調理場も仕切る。本当に一人の店で、忙しいときは友人の手伝いが頼みの綱となる。

「この店をつくるときから、色々な人に支えられて、手伝ってもらってここまできたんだよね。僕一人では、ここまではできなかったとみんなにいつも感謝しているんです」はじめは五種類しかなかったピザのアイテムも、お客や友人の好みを取り入れていたらあっという間に三倍に……。ピザのトッピングは目新しいものが多く、子どもが好きなトッピングも数多く用意している。

「マルゲリータ」は一般的に生ハムはあまり使わないが、生ハムの塩気をトマトにだしてみたところ、店一番のメニューになった。「新人のつもりでいつもアイディアを追求して、いつも発展中でいたい」という言葉が印象的だった。

(1)ピッツェリアボーノボーノ(2)松本滋樹(3)平成8年12月(4)東京都台東区浅草橋一-三三-三(5)03・3865・5166(6)午前11時~午後2時、午後5時30分~午前12時、土曜夜のみ、日曜定休(7)二五坪・二九席(8)昼八〇〇円・夜二五〇〇円(9)一五〇万円(10)三〇名⑪生ハム⑫モッツアレラ、ゴーダ、ゴルゴンゾーラ⑬薄力粉:強力粉 五:五⑭フィガロ、ガバン⑮一二六g⑯シグロ・赤(ボトル二〇〇〇円)/月間六〇本⑰トッピングのオリジナル性⑲生ハムの味に自信あり

売れ筋ピザ

一位/マルゲリータ(八〇〇円)/生ハム、トマト

二位/カプリチオ(一二〇〇円)/チョリソー、マッシュルーム、ボイルドエッグ、オニオン、トマト

三位/カルツォーネ(九〇〇円)/マッシュルーム、マイタケ、サーモン、ボイルドエッグ

名物一品/インディアン(九〇〇円)/自家製カレー、ミニボンバー

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