で・き・る現場監督:バドワイザーカーニバル新橋店・高崎諭店長

1999.08.16 185号 8面

昨年11月26日、月商八〇〇〇万円というスタートを切ったバドワイザーカーニバル新橋店。以来、平均月商六五〇〇万円のこの店を切り盛りする高崎諭店長は、ホール一筋十数年。同じ場所にあったビアホールの店長を勤めてきたが、赤字経営のため閉店。そのまま、バドワイザーカーニバル新橋店の店長となった。超繁盛店といううれしいレッテルを張られることになって、高崎店長はどう思っているだろうか。

「接客に大切なのは、やはり笑顔と言葉遣い。これは絶対に欠かせません」

ホールスタッフとして社員三人、バドガール四〇人、アルバイト一五人、調理スタッフとして社員三人、アルバイト一〇人で運営している。二〇歳前後の若いスタッフが多いため、特に言葉遣いに関しては厳しくしているという。

「こう見えても、実はもう三七歳なんです。だからといって、若いスタッフとの間で、やりづらさを感じることはないですね」

しかし、注意の仕方によっては“キレル”子も多いという。スタッフと客とのトラブルは絶対に避けなければならないので、そういった場合は、毅然とした態度で対処している。また、グラスの持ち方など、客の前での動作についても、高崎店長の場合、気になったらすぐに注意するという。

「後で注意するとなると、その間に同じ失敗を繰り返すかもしれませんからね」

もちろん、その後に、自ら話しかけるなどフォローも忘れない。

「常に上司兼仲間でありたいと思っているんです。スタッフ一人ひとりと話をして、コミュニケーションを取れるように心がけています」

体のラインを強調したコスチュームを身にまとうバドガール。その姿に惑わされ、つい胸やおしりを触ってしまう客もいるという。

「スタッフから体を触られたという報告を受けたら、お客さまの所に本人とともに行き、『当店では禁止しておりますので』と説明し、お客さまから本人に謝っていただくんですよ。ほとんどの場合、素直に謝ってくださいますね。そういうことをうやむやにしてしまうと、働いている彼女たちも納得できないだろうし、それがプレッシャーになってしまうと思うんですよ」

そして他のバドワイザーカーニバル同様、この店でも、店内の写真撮影も禁止している。スタッフを守るという姿勢を見せて、安心して笑顔で働ける環境をつくっているのだ。

新橋ガード下に店はあるのだが、改札口からは、やや遠く、立地条件はあまりよくない。

「いかに店へ足を向けさせるかですよね。オープンから定期的に、朝の通勤時を狙って駅前でビラを配り、宣伝しています。かなり効果があるようですね」

開店以来、好調な売上げが続いているが、それをいかに維持し、伸ばすかということが逆にプレッシャーにもなると高崎店長。そのために、6月からメニューを大幅に改訂したりと、試行錯誤が続く。

「現在は生バンドの演奏が、一日四ステージありますが、そろそろお客さまにも飽きがきているようなので、演奏時間の合間に何かイベントができないかと、思案しているところです」

この店の知名度を、もっと上げたいというのが高崎店長の抱負だ。

◆たかさき・さとし(バドワイザーカーニバル新橋店店長)=昭和37年神奈川県生まれ。コックを目指し、専門学校を卒業したものの、就職して最初に配属されたホールで、その面白さに目覚め、以来ホール一筋。「クロフクにあこがれて、早く自分も着たいなあって思ったんです」とのこと。厚生年金会館をはじめ、さまざまな店で経験を積み、昨年11月の新橋店オープンと同時にセラヴィ(株)の社員に。週に一度の休日は、ほとんど寝て過ごしてしまうらしい。

◆セラヴィリゾート(株)/代表取締役=吉岡達也/本部所在地=名古屋市中区上前津一‐四‐一二、Tel052・323・5861/店舗数=一六店舗(直営店のみ)

◆バドワイザーカーニバル新橋店/東京都千代田区内幸町一‐七‐八、Tel03・3504・0330/店舗面積=二三〇坪/席数=四五〇席/客層=二〇代中~四〇代の男性サラリーマンが九割以上/客単価平均=三三〇〇円

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら