朝岡香辛料㈱（板橋区、０３・３９６９・５１０６）は12月12日西武池袋百貨店にスパイス専門店「ハーブ＆スパイスのお店」をオープンした。香辛料というと、とかく目立たない脇役のイメージがあるが、「疲れた時にはカレーを食べて元気をつける」（朝岡和子氏談）というくらい、食欲増進材として、また医薬としても注目されており、「食にはなくてはならないもの。

「ハーブ＆スパイスのお店」は従来の香辛料にとらわれず、自由な発想でハーブとスパイスに親しみ、楽しんでもらいたいと常時約六〇〇種の品揃えをしている。中には、クリスマスにちなんだソースや、手作りソースセットがレシピ付きでおいてあり、商品にノウハウも加えてさしあげたいというきめ細かい心配りがある。売り方も瓶入りから一㌘の計り売り、業務用にも対応できるという幅の広さ。

「将来は会員制ハーブ料理教室も考えており、とにかくハーブとスパイス、その周辺のことを少しづつやって皆様の健康に役立ててもらいたい」（同氏）と抱負を語る。おりしもスパイスをたくさん使ったエスニック料理や、ミスマッチの無国籍料理がひそかなブームとなっており、同店が香辛料のイメージアップに一役買うことはまちがいなさそうだ。