人気のパスタ特集:注目の新興チェーン=パスタフローラ
パスタやサラダなどを中心に「ナチュラルフーズ」というコンセプトで提供する「パスタフローラ」の最新店が東京・町田の東急百貨店一階食品フロア「東急フードショー」にオープンした。出店コスト一五〇〇万円で月商一〇〇〇万円、減価償却一六ヵ月という投資モデルで、出店誘致の問い合わせが殺到しているという。
店を展開する(株)インターフードテクノロジーズは、まだ昨年の1月に創業したばかりであるが、すでに直営とFC店を併せて五店舗目の開業という急速な展開であり、しかも今回の出店は、業界でも話題となっている大手百貨店の新型食品フロアへ誘致を受けたかたちだ。まさに外食業界のジャパニーズ・ドリームを地でいく活躍ぶりである。
しかし、これは決してフロックではない。丸山社長は、大手チェーンの創業期から、商品開発とチェーン化のシステムづくりに携わった後に独立し会社を立ち上げた。商品を知り尽くし、現場を知り尽くした経営者だからこそ成し得た結果なのだ。
ブランド名「パスタフローラ」のパスタとは、麺類という意味ではない。もともとパスタフローラとは、「粉でできた生地」という意味のイタリア語であり、同社ではパスタフローラ店をスパゲティ店という位置づけではなく、「小麦粉を使った生地をベースにした料理を売る店」というコンセプトでとらえている。この考え方によって、今後も、さまざまな商品を導入することが可能であり、これまでの「パスタ=スパゲティ店」というコンセプトの業態とは、一線を画すことになる。
実際、スパゲティ商品の売上構成比を減らすために、メニュー構成や価格にも、さまざまな工夫が凝らされている。
パスタフローラの商品は比較的低価格な路線を踏襲してはいるが、FFSの市場に真っ向から切り込む、いわゆる「ワンコイン」業態の考え方は採っていない。例えば、この店のパスタやサラダなどは、レギュラーサイズの商品のほかに、「Sサイズ」商品の提供を行っている。これによって、「スパゲティを一皿食べ、コーヒーを飲んで終わり」という、これまでのパスタ店とは違った、幅広い利用が可能になっているのである。
「管理が繁雑になるからといって、ニーズのあるSサイズを提供しないのはおかしい」と丸山社長は語る。
実際に、店内の利用客を見ても、小ポーションの料理をいろいろと取りそろえている女性客が多く見受けられる。
「現在は、オリジナル商品である生パスタを中心とした商品構成だが、将来は、同じ粉生地商品である『うどん』業態などにも挑戦する」という丸山社長とインターフードテクノロジーズの今後に、業界各方面での期待が高まっている。
●お気に入り食材
(株)北海道裕雅の手掛ける「ホタテエキスパウダー」は、国産ホタテのうまみを濃縮し、タピオカ澱粉とともにパウダー化したもの。化学(うまみ)調味料の代用品として、ヘルシーメニューを掲げる飲食店から好評で、「パスタフローラ」でも隠し味に活用している。
パスタ店の隠し味は「こぶ茶」が定番だが、それよりもうまみが絶妙で、なにより「化学調味料は一切使っていません」を看板に唱える効果が大きいとか。
▽問い合わせ=(株)北海道裕雅、0142・84・14777
◆「パスタフローラ」(東京都町田市原町田六‐一〇‐七、東急百貨店町田店本館一階、042・728・2376)営業時間=午前10時~午後8時、不定休/坪数席数=二五坪三九席/客単価=七〇〇円/平均月商=九〇〇万円/スタッフ=社員二人・パート三人
◆(株)インターフードテクノロジーズ(本部所在地=東京都港区南青山二‐二二‐一八、03・5771・8887)
◆売れ筋メニュー=八種野菜とレモンオリーブのサラダスパゲッティ(Sサイズ五五〇円・レギュラーサイズ八〇〇円)、タラコのさっぱりスパゲッティ(同四八〇円・同六八〇円)、半熟玉子の生クリームグラタン(四〇〇円)













