日清飼料、鮮度長持ち「宮崎ハーブ牛」・「宮崎ハーブ黒牛」発売
日清製粉グループの日清飼料(株)(東京都中央区、03・3548・2651)は、宮崎県乳用牛肥育事業農業協同組合との共同で肉牛肥育専用飼料を開発、この飼料で生育した牛肉とその製品を5月から「宮崎ハーブ牛」「宮崎ハーブ黒牛」ブランドで発売した。
専用飼料は、約二年の歳月をかけて開発したもので、四種の天然ハーブ、ジンジャー、シナモン、オレガノ、ガーリックにビタミンEを強化し、抗菌、殺菌、細胞膜強化の効果を狙う。
ハーブ牛二種は、一般の牛肉と比較し(1)鮮度が長持ち(2)ドリップの流出が少ない(3)脂肪の融点が低いため、調理をすると口溶けのよい脂肪に変化するなどの特徴をもつ。
また消費者モニター調査でも、アクが少ない、肉の臭みがない、あっさりしている、後味がよいなどの評を得ている。
今回のハーブ牛開発により、同組合は二〇〇一年度五六〇〇頭(売上高約二六億円)、二〇〇三年度で八五〇〇頭(売上高約四〇億円)を見込む。