関西版・老舗が元気!:元祖ぎょうざの店「みんみん」、創業50周年1人前50円
昭和28年に大阪千日前で創業、元祖ぎょうざの店「〓〓(みんみん)」を展開する(有)〓〓(みんみん)宝珠会(大阪市浪速区、電話06・6632・4077)は、創業以来“本格的中国料理の庶民化”を目指して店舗を展開。最高の食材の使用と食材を一〇〇%生かす料理、庶民的な価格での提供を継続し、関西圏を基盤に一二〇店舗(直営二二店舗)を展開している。また、時代の変化への新しい取り組みとして、昨年11月、恵比寿ガーデンプレイス「GRASU・QUARE」(東京)に上海古典料理店「四合院」をオープン、好評を得ている。
東京には現在、直営店だけで一〇店舗を展開中だが、今後は関東圏への出店を強化していく。総店舗の約八割を占める独立店舗は、勤続一〇年のコックの、のれん分け制度による支店で、FCチェーンのように急速な店舗増は望めないものの、確実に定着させていけることは間違いない。
3月3~5日には、創業五〇周年を記念したフェアを全店で開催。看板メニューの餃子を創業当時の価格である一人前五〇円で提供した。昭和28年の創業の地である千日前本店(大阪市中央区)に限っては、餃子だけでなく湯麺(一人前五〇円)や焼きそば(同)、焼きめし(同)、ビール(大びん一本一三〇円)も創業当時の価格で提供され、三日間で一万九〇四八人が来店、一七四九万一七〇六円を売上げた(直営店二二店舗のみの数字)。同社の通常時の平均客単価は一四〇〇円。また、次年度からは3月3日をお客様感謝デー「〓〓(みんみん)の日」とし、全店で餃子を半額の一人前一五〇円とする予定。
(有)〓〓(みんみん)宝珠会は、のれん分けをした店の親睦団体で、〓〓(みんみん)グループ全体の宣伝や催事の企画を行っている。