この一品が客を呼ぶ中華料理編・大阪:「瑞兆」オーダーメードバイキング
中国料理「瑞兆」(ズイチョウ)は、セラヴィリゾート(株)(名古屋市)が運営するホテルアンビエント堂島(旧堂島ホテル)内の直営店。本場香港から来日した二人の料理人の技と落ち着いた雰囲気の中で、ビジネスユースからファミリー、女性グループまで、幅広い層の支持を得てにぎわっている。
店は二〇〇三年3月に開業したホテルと同時にオープン。JR大阪駅から徒歩八分、駅前のビジネス街や繁華街・北新地に隣接する好立地に位置し、ホテル名のアンビエント=「洗練された空間」にふさわしく、料理はワンランク上の本格中国料理を提供。素材は、フカヒレ、北京ダックをはじめ、香港から高級食材を直接空輸するなどこだわり、「舌の肥えたお客さまに、自信をもった料理を提供し満足いただいている」(三宅功マネジャー)。客単価はディナー六〇〇〇~七〇〇〇円である。
人気メニューはオーダーメードバイキング(通常価格ランチ四二〇〇円、ディナー八四〇〇円、サービス料・別途一〇%)。一品のポーションを小さくし、少人数でもいろいろ食べられるようにしたことで好評を得ている。メニューは、ランチが「海老のチリソース煮込み」「ふかひれ蒸し餃子」など五五品、ディナーが「蟹の卵入りフカヒレスープ」「チリ産あわびの醤油煮込み」など六七品、すべて注文を聞いてから調理、料理に合った温度と鮮度で提供している。デザートも八~九品取りそろえ、特に女性には好評とのこと。ほかのコースメニューは、土日祝・午後2時~5時限定の「飲茶バイキング」(三一五〇円、サービス料・別途一〇%)、「香港点心飲茶コース(飲み放題付)」(五二五〇円、サービス料込)など。
オープン後の一年間はとにかく忙しかったそうだが、二年目の今年は「ブリフィックスメニュー四〇〇〇円や、おまかせコース八〇〇〇円などもスタートさせ、お客さまの層を広げ固定客を増やしていきたい」(同)という。
また姉妹店として「瑞兆・道頓堀中座店」(大阪市中央区、電話06・6212・5063)をオープン。客単価は四〇〇〇~五〇〇〇円と、地域性に合わせ若干リーズナブルな内容としている。
◆瑞兆(大阪市北区堂島浜二‐一‐三一、ホテルアンビエント2F、電話06・6341・3280)営業時間=午前11時~午後2時30分、2時~5時(飲茶のみ)、5時~11時(無休)/席数=五七席