今月の新製品:モンテ物産、イタリア産の冷凍野菜3品を新発売
モンテ物産(株)(東京都渋谷区、電話03・5466・4510)はこのほど、レストランやホテルなどの業務用として、旬の野菜の収穫したてのおいしさを急速凍結で封じ込めた、イタリア産冷凍野菜三品を新発売した。イタリアの冷凍食品業界第二位といわれるロッリ社の「パーレン」ブランド。原料野菜はすべて、自社で管理している種子を契約農家に配布し、栽培~収穫まで専門スタッフが管理指導しており、トレーサビリティーにも対応している。同社は通年を通してイタリアのおいしい野菜を提供し、レシピとあわせて訴求し、販売促進させる意向だ。新商品は「パーレン・冷凍ファーヴェ」(イタリアンソラ豆)、「同・冷凍チコリア・キューブ」(五〇gキューブ)、「同・冷凍フィノッキオ」(フェンエルの株のくし型カット)の三品。
表面殺菌のためのブランチング(湯通し)処理されている。基本的に生ゆでなので、凍ったまま、沸騰した湯に軽く塩をしてゆでて使う。
ファーヴェは、日本のソラ豆より小粒で青くさい風味が強い。本場のイタリアではペコリーノチーズとあわせてワインのつまみにするのが有名。潰してパスタソースにしたり、スフレにも最適だ。
チコリア(チコリー)の葉は、キク科で、緑の葉を食べるタイプ。ほろ苦さが特徴。ニンニクとオリーブオイルで炒めたり、詰め物にしたり便利な五〇gのキューブタイプ。
フィノッキオ(ウイキョウ)は、セリ科で、ハーブとして葉や種(フェンネルシード)が有名だが、イタリアでは株元を肥大させたタイプもあって生食されている。衣を着けて揚げたり、ゆでてグラタンにしたり用途が広い。新商品の容量・入数は次の通り。
▽「ファーヴェ」=四五〇g×一二/「チコリア」=一キログラム×一〇/「フィノッキオ」=一キログラム×一〇
◆ロッリ社=在パルマ。伊の冷凍食品業界で最初に国際品質規格ISO9002の認証を取得。九四年アブルッツォにある加工場でHACCP手法を取り入れ、色彩選別機と目視による育成不良野菜の除去、金属検査機やX線による異物の除去など最新設備で安心の保証をしている。