エバラ通信:「厨房応援団パスタソース にんにく醤油/和風塩味」新発売

2005.10.03 306号 4面

和風パスタ。一時、たらこソースを始め、パスタの新潮流をなした。いまや、かつてのようなブームは去ったが、そのさっぱりとした食感は日本人の味覚を的確にとらえ、定番メニューと化している。だが、マンネリ化は否めない。そんな中、新たな風穴を破る強力な助っ人が現れた。エバラ食品工業(株)の厨房応援団・パスタソース「にんにく醤油」と「和風塩味」である。和風パスタの新たなニーズ開拓に大きく貢献しそうだ。

ランチメニューはもとより、ディナーのアンティパスト、メーンディッシュとして活用されるパスタ。麺類を好む日本人は、無類のパスタファンでもある。そのパスタ市場に、エバラが新風を吹き込んだ。

和風パスタソースは、主として醤油や昆布茶、うまみ調味料をベースに、トッピングでオリジナリティーを競うことができた。一方で、人気定番が膠着化し、メニュー開発の限界も垣間見え、いまや「おとなしいイメージ感」を与えるメニューにとどまっている。

業務用調味料のリーディングブランド・エバラは、この停滞期を見過ごさなかった。パスタユーザーの潜在ニーズに応え、「厨房応援団パスタソース」を新開発。ラーメンの大御所が、ついに洋麺の本丸、パスタ市場に参入する。

その先陣が「にんにく醤油」と「和風塩味」である。エバラは、この2品で、和風パスタの活性化に挑む。

コクのある和風パスタには「にんにく醤油」を、さっぱり感を前面に打ち出したい場合には「和風塩味」を。日本人の好む、さまざまな旬の食材とからめるだけで、季節感豊かなパスタを、さっと仕上げることのできる手軽さは、エバラならではの「お家芸」だろう。

両刀使いで、あなたの店も、超繁盛店の仲間入りだ。「にんにく醤油」は和洋折衷メニュー作りに、「和風塩味」は素材のうまみをいかしたメニュー作りにと、いずれもパスタ以外に活用できる幅広い汎用性をも併せ持つ。

昨今、パスタソースのトレンドは、トマトベースのベーシックなパスタソースが主流をなしている。この2品を扱えば、同時に、パスタソースの世界東西の味わいを看板メニューとして掲げることができるのだ。

使用方法は、炒め具材とゆでたパスタにからめるだけ。使いやすいハンディーボトルの使用品設計も大きなポイント。従来の業務用パスタソースといえば、個食もしくはロットのレトルトタイプが主流だったが、同製品は必要量を自由に無駄なく使えるボトルタイプなので、味の調整は好みに応じて自由自在。炒め物などの調味にも使える。

◆厨房応援団・パスタソース「にんにく醤油」=3種のニンニク(炒めたニンニク、おろしニンニク、粒ニンニク)を効かせた醤油に3種の和風だし(カツオ、昆布、椎茸)とチキンエキスを加えたコクのある味。

規格=1kg×6本、賞味期限=開栓前常温12ヵ月/1人前使用量=30ml

◆厨房応援団・パスタソース「和風塩味」=和風だし(いりこ、煮干、昆布)に香味野菜と黒ごまを加えて仕上げたあっさり味。

規格=1kg×6本、賞味期限=開栓前常温12ヵ月/1人前使用量=30ml

●塩味系パスタブームの先駆け ラ・マニーナ・石橋尚幸料理長

厨房応援団パスタソース「和風塩味」と「にんにく醤油」は、かつてない新タイプのパスタソースです。いずれもサケ、ツナ、キノコなどの和風食材との相性が抜群ですね。高菜漬けや柴漬けなどの漬け物をトッピングしても面白いと思います。

使い方のコツは、麺を硬めにゆで、鍋にゆで汁少々とパスタソースを合わせ、パスタを炊くようにしてからめること。麺に味がよくなじんで、一層おいしくなります。

また、「ボトルタイプなので必要量を無駄なく使える」「油を使わずパスタソースだけで調理できる」というメリットも大きなポイントです。軽装備の厨房にとっては、とてもありがたい。簡単に多数アイテムをラインアップできますね。

最近の外食では、塩ラーメン、塩焼きそば、塩焼きうどんなど、塩味系の人気が定着しています。今度はパスタの番ですね。このパスタソースは、塩味系パスタブームの先駆けとなるでしょう。

石橋尚幸(いしばし・なおゆき)=1959年福岡市生まれ。神戸の「アラスカ」で4年間の修業後、スイス日本大使館に2年間の勤務。後、イタリアで2年間修業。帰国し「タントタント」料理長として東京へ進出。「窯焼き薄焼きピッツァ」の大ブームを仕掛ける。後、明治屋産業(株)取締役外食事業本部長に就任。「マーノマッジョ」「ラ・マニーナ」など、フォーマルからカジュアルまで幅広くイタリアンのプロデュースを手掛ける。

●石橋シェフのオススメレシピ

◆鮭と大葉の和風スパゲティ

〈作り方〉 鍋にオリーブ油を熱し、高菜、ベーコンを炒め、「にんにく醤油」、パスタのゆで汁を加える。アルデンテにゆでたパスタを加えて混ぜ合わせ、刻んだ大葉を加え合わせる。皿に盛り、刻んだ大葉をあしらう。

◆高菜とベーコンの和風スパゲティ

〈作り方〉 鍋にオリーブ油を熱し、ほぐしたサケを炒め、「和風塩味」、パスタのゆで汁を加える。アルデンテにゆでたパスタを加えて混ぜ合わせ、刻んだ大葉を加え合わせる。皿に盛り、刻んだ大葉をあしらう。

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