キユーピー、コブサラダを本格投入 新市場開拓に全社一丸

2006.03.06 311号 4面

キユーピー(株)業務用営業本部(東京都渋谷区、電話03・3486・3315)はこのほど、「2006年度春夏業務用新製品試食説明会」を東京支店で開催し、春夏期の業務用新製品のほか今期目標を発表した。新製品では、「コブサラダドレッシング」を本格投入し、全社体制で新市場開拓に乗り出す。業務用営業本部は、今期テーマに「進化と真価」を掲げ、部門年商1070億円(前年比7%増)を目指す。

「コブサラダ」とは、アメリカで大人気のミールサラダ。スモークチキンやベーコンなどの畜肉類、エビなどの魚介類、ゆで卵、チーズ類、アボカド、トマトなどを大きめのサイコロ状に切り、葉野菜を敷いた器に並べ、メキシカン風スパイシードレッシングをかけたもの。ネーミングのコブサラダは、1935年にハリウッドのレストラン「BROWN DERBY」(ブラウン・ダービー)のオーナー、ロバート・コブ氏が開発したことに由来する。

新製品のコブサラダドレッシングは具材に絡みやすいクリーミータイプ。多彩な食材に合うようにスパイシーでしっかりとした味に仕上げている。豚しゃぶ、豆腐、揚げ物とも相性が良い。規格は1000ml×9本、30mlパック×40個×5袋。

「日本で無名だったシーザーサラダも現在は幅広く認知され定番となった。弊社はシーザーサラダを仕掛けて定着させたという自負がある。シーザーサラダに匹敵する市場を育成するため全社一丸で取り組む」と業務用営業本部商品開発部の田中進チームリーダー。外食・中食市場に向けて積極的に提案する考えだ。

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