卸マンの売れ筋食材チェック!:東京都小平市・軍司俊郎さん

2006.09.04 318号 12面

「世界のグルメを日本のグルメに」を掲げる業務用卸の三光商事(株)。販売営業部係長の軍司俊郎さんは、かつて商社で輸入印刷機の営業をしており、豊富な経験を買われ同社に転職。「売るものが変わっても、コミュニケーションを大切する営業姿勢は同じです」と、人と人とのつながりを大事にしてきた。同社は、良い商品、顧客が望む商品は、メーカーを限定せずに提供する方針で営業している。それゆえアイテム数が膨大だ。その中から軍司さんによりすぐりのお薦め商品を聞いた。

■問い合わせ=三光商事(株)(東京都小平市、電話042・341・4024)

まず1品目はスペイン産「イベリコブタ」。それもドングリだけで肥育したベジョータと呼ばれる最高級豚肉です。人肌で溶け、和牛をほうふつとさせる芳醇な脂のうまみが特徴です。余分な脂身を削り取らず料理に使えるためロスが出ません。脂はオレイン酸を多く含んでいることからヘルシー志向にもマッチします。

ほかの豚肉では決して味わえないおいしさで、リピーター獲得にも貢献しています。ユーザーは居酒屋から洋食店まで幅広く、グリル、焼き豚が主な使用例です。加熱しすぎずレアに近い状態で調理するのが、おいしさを最大限に引き出すコツです。

次はジェイティフーズ(株)の「NEWガストロハンバーグ」です。箸で切れる軟らかさと、ジューシー感、粗びき感が特徴です。大きさも30~180gの7段階あり、あらゆる用途に使える点もユーザーさんに評価されています。近年のロコモコ丼ブームで小サイズも売れています。ハンバーグの中では当社で一番売れている商品なので、在庫切れのないようにしています。

3品目は、同じくジェイティフーズ(株)の「若鶏の竜田風から揚げ」です。外観と風味は竜田揚げ、ジューシーな肉質と歯ざわりの良い衣は唐揚げ風に仕上げられています。近年、鳥インフルエンザの影響で、衛生管理の行き届いた鶏肉が求められています。

この商品は、養鶏から加工まで一社一貫管理で安心安全な上、出来上がりが粉ふき状態で手作り感があります。どんな業態でも、鶏の揚げ物は必ずある定番メニュー。あらゆるユーザー層に重宝がられています。

同じ会社の商品を2品取り上げましたが、同社の冷凍加工品はユーザー評価の高いアイテムが多いです。

◆お薦め食材:(株)藤屋 「イベリコブタ(ベジョータ)」

スペイン産の超高級豚肉。飼育方法により3階級あり、ベジョータはカシの林で放牧してドングリだけで肥育した最高級グレード。おいしい脂身が特徴なので、余分な脂身の切り取り加工をする必要がなくロスがない。加熱しすぎないのがコツ。規格=肩ロース約2・5g(他の部位あり)

◆お薦め食材:ジェイティフーズ(株)「NEWガストロハンバーグ」

洋食屋の手作りハンバーグの味わいを目指し、ジューシー感、ほぐれ感にこだわった箸でスッと切れる商品。30~180gの7段階の大きさを展開しており、使い勝手が良い。

規格=180g×10個×2袋(一例として)

◆お薦め食材:ジェイティフーズ(株)「若鶏の竜田風から揚げ」

養鶏から加工まで一社一貫管理している安心安全の鶏もも肉を使用。外観と風味は竜田揚げ、ジューシーさと歯ざわりの良い衣は唐揚げの仕立て。規格=1kg×6袋

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら