エバラ通信:エバラで簡単調理!沖縄フェア「タコライスソース」
○製品概要:エバラ食品工業「タコライスソース」
トマトベースにクミン、オレガノ、コリアンダーなどのハーブで香り良く、沖縄の黒糖でさらにコク深く仕上げたスパイシーなタコライスソース。タコスにも最適。規格=1リットル(約20人前)×6入り。
◆メニュー開発のポイント
タコライスソースは、合わせる食材や提供方法を変えるだけで、タコミートのほか、チリコンカンやテクスメクスなど、南部の本格メニューを再現できる。
タコライスは沖縄のご当地メニュー。タコライスのタコとはメキシコ料理のタコスのこと。そのルーツは、米軍基地の料理でタコスソースでトルティーヤを食べていたチリコンカンだ。沖縄の人たちは、そのタコスソースをご飯にかけて「タコライス」を作りだしたのである。
チリコンカンの起源は、メキシコ料理とテキサス料理がミックスしたアメリカ南部のテクスメクスにある。これは赤インゲンなどの赤い豆をトマトベースのスパイシーなソースでひき肉とともに煮込んだもの。そのソースから豆を抜いたのがタコスソースだ。従ってタコライスソースひとつで3つメニューが提案できるのである。
ほかにも居酒屋店ならば、揚げ物やスティックサラダ用のディップソースとしても活用できる。また、ハンバーガーのソースとして代用すれば、パンチの効いた姉妹ハンバーガーを簡単に打ち出せる。
あえる、炒めるといった調理にも幅広く活用できるほか、ソースの味わいが際立つため、淡泊な肉類の調味、グリル料理のソースとしても最適だ。また、麺類やご飯と炒め合わせれば、スパイシー味の焼きそば、スパゲティ、チャーハンを手軽に打ち出せる。
◆辛さと酸味程よくマッチ 少量のスパイスで独自性は自由自在
タコライスソースは、パンチのある辛さと酸味が程よくマッチした味わいと風味が特徴。甘みのある食材、肉のうまみとよく合う。
野菜との相性は玉ネギが抜群。玉ネギをじっくり炒めて甘みがでたところでタコライスソースと合わせると、ソースの酸味と玉ネギの甘みが絶妙なバランスを醸し出し、食欲を沸き立てる。玉ネギは、料理のボリューム感を演出するのに最適で、コストパフォーマンスにも優れる。また、玉ネギと一緒にひき肉を使う場合は、脂身の多い部位を利用すると、肉のうまみでさらにおいしくなる。
少し手間を加えるだけで、独自の味を打ち出せるのもこの商品の特徴。ニンニクやショウガなどの薬味を加えれば、店独自の味に仕上がる。クミンシート、コリアンダー、カルダモン、チリパウダーなどを加えてスパイシーにアレンジするのも一法だ。より個性を訴求したい場合は、セイジ、ローズマリー、タイムなどを1~2種類、少量加えると良い。
一番手軽なアレンジ方法は、隠し味にカレー粉を少量入れること。ほんの一手間だが、それだけで風味にアクセントがつく。
○タコライス基本形
■使用食材(1人分)/合いびき肉(80g)、玉ネギ(1/4個)、トマト(1/2個)、レタス(50g)、アボカド(30g)、チーズ(50g)、ポテトチップ(適宜)、白飯(200g)、タコライスソース(55g)
■調理方法/鍋にサラダ油を熱し、合いびき肉、玉ネギを炒め、タコライスソースで調味し、タコスミートとする。皿に白飯を盛り、チーズ、タコスミート、レタス、トマト、アボカド、ポテトチップをトッピングする。
○沖縄風石焼きタコライス
■使用食材(1人分)/合いびき肉(80g)、玉ネギ(みじん50g)、ゴーヤ(スライス6g)、レタス(ザク切り20g)、トマト(1cm角10g)、ミックスチーズ(30g)、白飯(160g)、タコライスソース(50g)、サラダ油(5g+5g)、サラダ油(揚げ油適量)
■調理方法/(1)サラダ油で合いびき肉を炒める。(2)玉ネギを加えて炒め、タコライスソースを加え、味がなじむまで弱火で煮込む。(3)ゴーヤをサラダ油で素揚げする。(4)石鍋にサラダ油5gを塗り、白飯を入れ、火にかける。(5)(2)のソースをかけ、温泉卵をのせる。(6)レタス、トマト、ゴーヤを添える。(7)ミックスチーズをのせ、鍋が十分に熱くなったら提供する。
■ポイント/人気の石焼きスタイルで、沖縄風タコライスをアレンジ。パンチのある辛みと、チーズ、卵のコクがマッチした、新しい味のご飯料理。参考売価=680円
○豚肉とフーのタコソース
■使用食材(1人分)/豚ばら肉(小間切り50g)、沖縄車麩(厚さ1cm6g)、卵(全卵30g)、玉ネギ(くし型30g)、ゴーヤ(スライス20g)、赤パプリカ(くし型20g)、黄パプリカ(くし型20g)、タコライスソース(25g)、サラダ油(8g)
■調理方法/(1)車麩は1cm厚さの輪切りにし、水で戻す。(2)(1)の水気を切り、卵をほぐしたものに漬け込む。(3)(2)をサラダ油で焼き、取り出す。(4)豚ばら肉を入れて炒め、玉ネギ、ゴーヤ、赤パプリカ、黄パプリカを加えて炒める。(5)タコライスソースを加えて炒め、(3)のフーを加えて炒め合わせる。
■ポイント/沖縄風の車麩の卵焼きと豚肉、野菜とともにタコライスソースで炒めた、麩の独特の食感が楽しい炒め物料理。参考売価=580円
○タコサラダライス
■使用食材(1人分)/合いびき肉(80g)、卵(1個50g)、玉ネギ(みじん50g)、レタス(ザク切り20g)、トマト(1cm角10g)、ホールコーン(15g)、ポテトサラダ(30g)、赤パプリカ(スライス3g)、黄パプリカ(スライス3g)、キュウリ(スライス6g)、レッドチェダーチーズ(5g)、白飯(200g)、タコライスソース(50g)、サラダ油(5g)、水(15ml)
■調理方法/(1)サラダ油で合いびき肉を炒める。(2)玉ネギを加えて炒め、タコライスソース、水を加える。(3)味がなじむまで弱火で煮込む。(4)卵を目玉焼きにする。(5)器に白飯を盛り、(3)のソースをかける。(6)野菜類、ポテトサラダ、目玉焼きを添える。(7)レッドチェダーチーズをトッピングする。
■ポイント/タコミートのピリリとした辛みのソースと、ご飯、野菜のさっぱり味がマッチしたヘルシー感のあるご飯メニュー。参考売価=580円