三洋電機、世界初・マイクロ波とIHを組み合わせた業務用調理器を開発

2007.04.02 326号 6面

三洋電機(株)(東京都文京区、電話03・5688・8264)は世界で初めて、食品をマイクロ波とIHで同時加熱することでおいしさと調理時間短縮、CO2削減までも実現した業務用融合調理器を開発し、4月から発売する。レストランの厨房で活躍する電子レンジとIH調理器を融合させ、食品を内側と外側から同時に加熱することで食品全体を素早く温め、調理時間の大幅な短縮とおいしさを両立させた。同機を使うことで飲食店経営者はオペレーションのスピードメリットが得られる。さらに、レストランの使用エネルギーを削減することで京都議定書で宣言している「地球温暖化ガス排出量6%削減」に貢献し、地球環境にまで配慮した機器が誕生した。本体は約62万円。販売目標は3年で4000台。

世界初の業務用調理器「enegreen(エネグリーン)ハイブリッドクッカー」は、マイクロ波を使って食材の中から、IHで外から同時加熱でき、調理時間を85%短縮できる。また、食材保水率を9%アップさせるので、ジューシーなおいしさを実現できる。さらに、CO2排出量を最大約37%削減できる‐‐などが主な特徴だ。

マイクロ波加熱は電子レンジ同様に食材そのものが発熱し、IH加熱は食材を入れる鍋が熱源となる。それぞれが究極の高効率な加熱手段で、両者を効率的に組み合わせることで食材全体を一度に昇温させるため、従来はIH調理器で12分かかっていたハンバーグ調理が1分45秒(85%短縮)に調理できる。注文から提供までの時短以外に、作り置き食材や廃棄ロスの削減につながる。

マイクロ波とIHの同時加熱を実現するために、マイクロ波は反射し磁界だけを通す「シールドパンチングシート」を開発し、従来のIH調理器のフライパン調理に比べて最大で37%(ハンバーグの例で)のCO2削減ができる。

調理短縮で食材のうまみ成分や栄養分を食材の内部に閉じ込め、おいしさの指標となる調理前後の重量変化が3割程度で抑えられる。IH単体調理に比べ保水率も9%アップし、ジューシーなおいしさを実現する。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら